胡麻のベトナム旅行記
2005年のGWにベトナム・ホーチミンに行ってきましたので、報告します。(今回の旅行記は胡麻嫁が担当しました)
ちなみにベトナムでは「オーダーメード服」と「食べ歩き」に力を入れました。
旅行記の「続き」と「写真」は出来次第UPします。
1日目
ベトナム タンソンニャット空港に現地時間午後4時ごろ遅れて到着。入国審査の係りは大変のんびりと業務をこなしている。さすが社会主義国・・・
空港出口へ向かうと「誰か有名な人が到着するのか?」というほどたくさんの人が蒸し暑いのに立っている。通りには白タクらしい車が数台いて、目を合わせたら飛んできそうな勢いで観光客を待ち受けていた。ホーチミン市内まで8Km、ツアーのバスに乗り込み統一会堂近くにあるホテル・チャンセリーサイゴンへ向かった。バスはホテルの車寄せには停車せずに通りを挟んだ向い側で降ろされた。横断歩道まで行かずにかなりの交通量があるのに、バイクや車を避けながら渡ることに。これがベトナム流?通行方法なのだ。翌日、すぐ近くに信号と横断歩道があることが判明した。
しかし、恐ろしい事にかなりのバイクが信号無視してくるので、慎重に横断することに・・・
バスの中で配られた冊子には現地の旅行会社が企画したツアー記載されていた。中には日本でも有名な?ベトちゃん、ドクちゃんが育った施設訪問もあって驚く。
アオザイを着て記念撮影などにも心惹かれるが、やめておく。現地ガイドさんに明日行きたいレストラン「マンダリン」の予約だけ個別でしてもらった。
体調を崩し(多分、胃炎)、食欲のない私に夫が柑橘類を買ってきてくれた。日本の鹿児島県特産品ザボン(ぼんたん)によく似た果物だった。グレープフルーツを大きくしたようなその果物は幼い頃から食べつけていた味と似ていた。
2日目
ホテルで朝食が食べ放題なので、レストランへ向かう。パンやベーコン、オムレツ等の欧米型朝食でぐったりしているとお粥があることに気づく。小さく刻まれた香菜(パクチー)とネギとライムをお好みで加えてとても美味しかった。
さて暑い暑い外へ。本当は1日目に予定していた洋服のオーダーメイドをしてくれるお店へ向かう。
「chi chi(チチ)」
グエン・フエ通りの有名な店「ZAKKA」の並びにある。店内は割りと明るめで冷房が良くきいていた。
袋物や雑貨も扱うがこちらは市場などよりも高め。雑貨類は見るものすべて趣味が良くて欲しくなるが、明日も洋服を受け取りに来るので冷静に選べる翌日選ぶ事にする。アオザイを着た可愛らしい小柄で若い店員さんはこちらが声をかけるまでほうっておいてくれた。日本人客にくっついて離れない店員さんだと、落ち着いて見ることができないので、かえってありがたい。
このお店も他店と同様に日本の雑誌の切り抜きを持参して、オーダーメイドで洋服を作ってくれるが、もちろんお店にある試作品と選んだ布地でも作ってくれる。私は洋服を手作りする本のコピーを持参した。洋服の出来上がり写真と共に簡単なパターンも載っていたので、日本語がわかる店員さんへコピーを見せるとそれに似た柄や素材の布と裏地の布を示してくれた。
スカート部分丈(縦の長さ)の幅(横の長さ)を質問されたので、きちんと測っていった方がよかったかも。オーダーメイドなんて初めてなので、とても緊張してしまうが、店員さんが笑顔で対応してくれるので少し和む。夫から安価で作れるしせっかくベトナムまで来ているのだからシャツなども色違いで何枚も作れと何度も薦められるが、緊張のあまり早く店を出たくなり、ワンピースとスカートを1枚づつオーダーして終わりにした。
ベトナムの女性は肩幅が狭く、体にぴったりとした洋服が好みらしいとHPなどで読んでいたので、とにかくイージーに作ってくださいとお願いした。
しかし「出来上がりが楽しみだが、受取の際に直す箇所をきちんと伝えて思ったとおりにお直しできるだろうか?」と心配になる。
翌日午後6時30分に出来るとのこと。閉店時間は午後7時直す時間はあまりないか?
翌日受取に行き着替えてお直し部分をチェックする。ワンピースはフレアーのイメージだったが、ややマーメード気味に。コカコーラのビンの形と言ったら解かるだろうか。
太ももの部分がやけにキツイので伝えると、裏地の幅を直しは10分ほどで出来るとのこと。
お辞儀したときに裏地が見えてしまうがなんとなく伝えそびれる。しかし、自分でも直せるし・・・と、弱気になる。帰国してからジックリ見たがスカートの幅も縫いシロがかなりあるのでスカート自体の幅をひろげるもの10分ほどで簡単にお直し出来たかも・・・。前日見て欲しかったブックカバーは
全て売れてしまったらしく、柄が全く違うものが並んでいた。もしかしたら連休明けの買い物は観光客が買いまくって人気店の雑貨などは品薄だったりするのかな?
ちなみに胸元がクロスしているワンピースは39$、前と後ろにタックの入ったスカートは31$でした。
「Theu Theu(テウテウ)」
手刺繍の服やバックを扱うお店。日本人むけなのか「スプリングセール」の文字につられて入る。
四季がない国でなぜ春?とつっこみを入れつつ、手にした布製のポーチは8$。高い・・・。
しかし、大人買いで色違いを3個買ったらおまけに簡単な手提げカバンをくれた。おまけいらないから安くしてほしいな。
「マングローブ」
こちらも日本語が話せる店員さんが居るオーダーメイドのお店です。
店内が少し暗めで布地の数は「チチ」よりも少なく感じた。夫が何も作っていなかったので、オーソドックスなシャツを長袖20$と半袖18$を作る事にした。店内が暗いためか布地がくすんで見えあまり売れてないのかな〜とちょっと不安になる。女性物の試作品もあまり新しいデザインがなくブラウスはチャイナカラーやアオザイの襟のような物ばかりだった。やはり日本からシャツも写真を持参すればよかった。夫の採寸が終わると店員のおばさんは、ベトナムの天候の事を少し話してくれた。今日は気温が40度になったとか、雨季に入っているので、来週から雨が降るなど。この店にはクーラーがなくて、扇風機がブンブン回っている。
レジの下の足元に派手な神棚のようなものがありお線香が上げてあった。神様(仏様?)が人の足元に居るのはちょっと驚いた。
翌日の受け渡しは4人いたが採寸してくれた人はいなかったので、少しさびしい感じがした。出来上がりは思ったよりも良かったが胸の部分が少し小さい様にも思える。3番目のボタンホールが半分空いていなかったので、すぐに切りこみをいれて支払いを済ませた。昨日、布地を見たときは店内が暗かったためか色あせて見えたが、出来上がってみたらそんな事はなかった。
「Viet Thanh」(マックティブオイ店)
マングローブのすぐ近くにあるお店です。
店内はちょっと狭目で試作品を見ていると可愛い女の子の店員さんに英語で「メイアイヘルプユ〜?」と言われる。私とした事が英語に固まってしまい、「ちょっと見せてね」の英語が出てこない・・・。
ここでもブラウスの試作品を探すが、ノースリーブやチャイナカラーばかりで欲しい物がなかった。
しかし、日本の雑誌が沢山おいてあったので、それで指定すれば作ってもらえたかも。男性者の試作品でエンジ色のストライプがとても素敵な長袖シャツがあった。試作品と同じ生地で18$なので注文した。半袖は16$だ。ここは結構趣味のいい柄がそろっていたように思う。仕上がりは腕周りが少し大きめだったが、安価なのに品のいい仕上がりとなった。サイゴンツーリスト・デパート店はもっと広いらしい。(翌日行ったが閉まっていた)
まだ続きますので、しばらくお待ちください。