1円玉曲げ
マジック教室第1回目です。
テレビでMr.マリックなどが演じているのを観た方も多いと思います。
作り方は意外に簡単です。(材料費も1円しかかかりません)
問題は演じ方でしょう。
【つくり方】
指で曲げれる一円玉は、「焼鈍し」と呼ばれる化学反応を応用して作成します。
アルミニウムは熱を加えると軟らかくなる性質をもっています。
まずご家庭にあるアルミホイルの中に一円硬貨を包み、ガスレンジやガスコンロの炎で数分間焼きます。
さらに裏返しにして数分間焼きます。
アルミホイルで包む際、硬貨に直接火があたらないように、2重3重にアルミホイルを巻いてください。
硬貨に直接火があたると、硬貨の表面が黒く焦げてしまいます。
アルミホイルの中にも材質的に火をかけると燃えてしまうものがありますので、
その場合は燃えないアルミホイルを用意してください。
また硬貨をアルミホイルに包む際、重ねて入れないようにしてください。
硬貨全体に熱が伝わらなくなってしまいます。
焼きが終わったら、そのまま常温で冷やします。
コインの曲がり具合はお使いのガスレンジ・ガスコンロの熱量により
ばらつきがあると思いますので、何度か焼く時間を変えてみてお試しください。
焼きが終わったばかりの硬貨はかなり熱いので、火傷に注意してください。
※ガスバーナー、ガスコンロなどでコインを直接赤くなるまで焼きを入れると、さらに驚くほど曲がります。
【曲げ方】
硬貨の左右の端の部分を持ち、両手でねじるように力を加えます。
何度か試してみて、自分の一番曲げやすい位置をつかんでください。
【演じ方】
やはり相手から借りた1円玉で演じると効果絶大です。
この場合、コインマジックのスイッチ(すり替え)をマスターする必要があります。
でも、このマジックの場合はそんなたいした技がなくてもすり替えが出来ます。(客の視線をそらせる事ができます)
1円玉を何枚か借りて、客にも一緒に1円玉を曲げてもらうのです。
当然のことながら客は1円玉を曲げる事ができず、必死になるでしょう。この時、客の注意をかなりそらす事が出来ます。
その間に手の中に隠し持った(タネが仕込まれた)1円玉とすり替えます。
そして、演者は楽々と1円玉を曲げるのです。
次はスプーン曲げです。
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