結婚式の余興
マジックをやっていると結婚式の余興でマジックをやってくれと頼まれる事が多くなります。
結婚式の余興というと、「歌」が一番に思いつくのですが、みんなが歌だとしらけてしまうので、マジックのような特殊で楽しめる特技を持っていると、どうしても頼まれることが多くなります。
私もマジックを始めてから、この5年程の間に披露宴で8回、2次会で4回ほど結婚式でマジックを披露しました。更に4回ほど友人に結婚式のマジックを指導しました。
ここではその「結婚式のマジック」について、注意事項を書きます。
注意事項
1、サロン・マジックである事
会場がそこそこ広いので、遠くの人にも見えるような(サロンの)マジックでなくてはいけません。
2、できるだけ失敗の少ないマジックである事
やはり新郎新婦にとっては一生に一度の晴れ舞台なので、成功させましょう。
演技する時にはお酒を飲んでいるので、失敗する可能性は高くなるので、成功率の高いマジックを選びましょう。
3、角度に強い事
後ろにも人がいるときがあります。(新郎・新婦や司会者など)
角度に強いマジックを選びましょう。
4、持ち運び&準備が簡単なマジックである事
結婚式ではマジックをするとしても直前まで席で食事をしていて、自分の出番になると司会者に呼ばれて前に出て演技する事になるので、大掛かりで持ち運びが大変なマジックや準備に時間がかかるマジックはやめた方がいいでしょう。
簡単に持ち運びが出来て、前に出てすぐに演技が出来るマジックが理想的です。
5、おめでたいマジックである事
やはりできるだけ結婚に関係のあるおめでたいマジックの方が良いでしょう。
間違っても「切れる」「別れる」ようなマジックはやめた方がいいでしょう。
上に5つの注意事項を書きましたが、では具体的にはどのようなマジックがいいのでしょうか?
おすすめのものをいくつか紹介します。
結婚式のマジック
子供が産まれるシルク
これはスピーチの後にやることが多いです。
マジックショップならどこにでも売っている普通のシルク(大2枚、小4枚)にちょこっと細工をして使います。
まず、ポケットの中から赤と白のシルクを取り出して観客に見せます。
「この白のシルクを新郎の○○君、赤のシルクを新婦の○○さんとします」
「今日、このように2人は結ばれました」と言いながら、2枚のシルクを結び、背中に回します。
「そして、月日が流れ、幾年か経ちますと・・・」と言いながら、シルクを前方の左右に広げます。
「このようにたくさんの子宝に恵まれていることでしょう!!」(パチパチ)
紅白格子カード
東京のマジックランドで購入しました。
ちょこっとだけ怪しい動作をしますが、まぁ、大丈夫でしょう。
まず、観客に紅白のカードを見せます。
おまじないをかけて、手を左右に広げると、1枚の紙に繋がっています。
ちなみに「末長く幸せに」は私が後から勝手に付け加えました。
寿シルク
サムチップを使って「寿シルク」を出したり消したりします。
「寿シルク」は白のシルクに赤色で「寿」と書くだけです。
カメレオン・ハンカチーフ(紅白シルク)
DPグループが商品化しています。
白と赤のハンカチを手の中に入れると繋がって出てきます。
松竹梅カード
多分、テンヨーの商品(自信なし)
3枚のカードが「松」になったり、「竹」になったり、「梅」になったりします。
(文章では説明しにくい)
にほんどっこのロープ
トリックスの商品です。
紅白のロープが繋がって、最後は紅白のシルクに変わります。
フォーシング・バック
テンヨーが商品化しています。(私は自作しました)
応用例の1つですが・・・
女性の名前をカードにいろいろ書いて透明のバックに入れます。
新郎に1枚引いてもらいますが、みごと新婦のカードを引き当てます!!
2次会にいいかも?
マジック以外の余興(バルーン&大道芸)
ラブ・プードル
バルーンを使ったパフォーマンスです。音楽に合わせて作りましょう!
赤色のハートの中にキスをしている水色とピンクのプードルを入れます。
結婚式にぴったりのバルーン・パフォーマンスです。(私も結婚式で3度披露しました)
(注意)正確さと早さが要求されます。いっぱい練習しましょう!
詳しくはバルーンコーナーを見てください。
傘回し
そうです。
今は亡き染ノ助・染太郎の「おめでとうございます〜!!」で有名なあの「傘回し」です。
このパフォーマンスは演技する人と口上(こうじょう)をする後見人の2人で行ないます。
私の手順としては、「ボール」 → 「リング」 → 「升(ます)」と回します。
最後のセリフは「升(ます)がまわって、ますますおめでとうございます〜〜!!」
お年寄りにも受けがいいので、おすすめです。
詳しくはこちらを見てください。